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港湾PSカード
■ 港湾PSカードとは
港湾PSカード(Port Securityカード)は、国際船舶および港湾施設への立ち入り時に、本人確認・所属確認・目的確認を確実に行うためのICカードです。
顔写真・所属・識別番号などが印字・記録され、ターミナルゲートの出入管理情報システムと連携することで、高度なセキュリティと効率的な運用を両立します。
PSカードは、トラックドライバーや関係事業者など、港湾区域へ立ち入るすべての従事者に発行され、全国共通のICカード規格に準拠しています。
■ 港湾PSカード導入の背景
2001年のアメリカ同時多発テロ事件を受けて、国際的な保安強化が求められました。
これにより、国際海事機関(IMO)の「海上人命安全条約(SOLAS条約)」が改正され、日本国内でも2004年に「国際船舶・港湾保安法」が施行されました。
さらに、2010年には全国のコンテナターミナルゲートにおいて、三点確認(本人・所属・目的)の100%実施が義務化。
従来の人手による確認作業では非効率であったため、出入管理情報システムの導入が推進されました。
その一環として運用されているのが「港湾PSカード」であり、全国共通のICカードとして広く導入が進んでいます。
■ カードプリンタ導入のメリット
◎偽造防止機能に対応
- ホログラム印字やICチップエンコードなど、PSカードの高度なセキュリティ仕様に対応。
- 不正利用やなりすましを未然に防止します。
- 国土交通省で定められた偽造防止加工済みのプレ印刷カードをあらかじめ作成し、追い刷りが可能。
◎顔写真付きで即時発行
- 高画質プリントで視認性の高い顔写真印字が可能。
- 新規発行や再発行もその場で迅速に対応できます。
◎情報管理の安心感
- 社内で完結できるため、個人情報を外部に渡す必要がなく、情報漏洩リスクを大幅に低減。
◎コストの最適化
- 必要な時に必要な枚数だけ発行可能。外注と比べてコストを抑えられます。
- PSカード準拠の独自カード作成にも柔軟に対応できます。
港湾施設の安全性確保に欠かせない港湾PSカード。カーデックスでは、PSカードの仕様に準じたカードの作成を可能にするプリンタソリューションをご提案しています。
高セキュリティ・高品質・即時対応を兼ね備えたカーデックスのカードプリンタは運用の効率化と安全性向上を同時に実現します。
導入のご相談はぜひカーデックスまでご相談ください。