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公的機関発行カード、電子キー
公的機関が発行するカードの課題とソリューション
■ 公的機関のカードが抱える課題
近年、本人確認やアクセス管理の手段として、公的機関が発行するカードの活用はますます広がっています。
運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードといった政府発行カードは、行政サービスのデジタル化に合わせてICチップ内蔵やQRコードとの連携などを取り入れ、幅広く利用されています。
こうしたカードは行政と市民を結ぶ重要なインフラであり、信頼性と利便性を兼ね備えることが求められています。
■ 公的機関のカードとトレンド
マイナンバーカードは令和5年時点で人口の約7割が取得(総務省「マイナンバー制度とマイナポータルの利用状況」)しており、コンビニでの証明書発行や医療機関での本人確認など、多様な場面で活用されています。
さらに健康保険証との統合により、紛失・偽造防止と利用者利便性の向上が同時に進んでいます。
こうした流れから、公的機関にはセキュリティ強化と効率的な発行体制の両立が急務となっています。
■ 求められるセキュリティ詳細
公的カードの運用では、不正利用や改ざんを防止するための高度なセキュリティ対策が不可欠です。
ラミネート加工やICチップ、偽造防止パターンの印刷は、カード耐久性を高めると同時に改ざんや複製のリスクを抑制します。
これらの機能は、行政サービスの信頼性維持や個人情報保護の面でも重要な役割を果たします。
■ 公的機関のカードをカードプリンタで内製化
カーデックスが取り扱う高性能カードプリンタ「Agilia(アジリア)」と「Primacy2(プライマシー2)」は、ICチップエンコード、顔写真の高精細印刷、バーコード印字などの工程を一括で処理できるソリューションとして注目されています。
両機種はラミネートモジュール(別売)を装着することでカードの耐久性を高め、偽造や改ざんの抑止にも効果を発揮します。印刷からエンコード、ラミネートまでを一連で行える仕様により職員証や本人確認カードを即時発行でき、高速処理性能は窓口対応の混雑緩和や定期更新業務の負担軽減にもつながります。
■メリット
- ラミネート加工やICチップによる高度な偽造防止機能
- 自機関内で発行・再発行できることによるコスト削減
- 写真・個人情報・有効期限などの統合管理による業務効率化
- 高耐久素材により交換頻度を低減し経済的
- 顔写真付きIDとして多用途に利用可能(入退室・本人確認)
- 電子キーやスマートロックとの連携でアクセス管理を自動化
公的カードの発行は、セキュリティ強化と発行効率の両立が不可欠です。Agilia と Primacy2 は行政機関や自治体、金融機関などが直面する多様な証明用カードに関する課題を解決するカードプリンタです。
カーデックスでは、導入前の要件整理から運用設計、導入後のサポートまで一貫して提供し、公的機関の業務効率化と信頼性向上を支援しています。