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学生証
学生証とカード偽造防止の重要性
■ 偽造のターゲットになりやすい学生証
学生証は、身分証として多くの場面で利用される一方で、犯罪目的で偽造されるケースも少なくありません。
たとえば、あるアイドルグループの学生限定公演では、学生証を偽造して応募する「なりすまし」行為がSNS等で指摘されたことがあります。
また、他人の学生証を借用したうえで顔写真だけを貼り替えるといった手口も報告されており、学生証の適切なセキュリティ対策が求められています。
■ 学生証偽造は重大な犯罪行為
学生証を偽造する行為は、法的にも重い処罰の対象です。たとえば国公立学校の学生証を偽造した場合は「有印公文書偽造・同行使罪」にあたり、1年以上10年以下の懲役刑となります。
また、私立学校の学生証の偽造は3月以上5年以下の懲役刑が科される可能性があります。
■偽造防止技術の進化とその種類
現在では、カード偽造を防止するためにさまざまな技術が活用されています。大きく分けて、以下の2つの方式が存在します。
- ①視認型の偽造防止技術(目視で確認できるもの)
- •光に透かして見ると模様が浮かび上がる「透かし印刷」
- •カードを傾けると画像が変化する「ホログラム加工」など
- ②検証機器による技術(道具を用いて確認するもの)
- •ルーペで拡大して見る「マイクロ文字印刷」
- •特殊なフィルムやカメラで真偽を判別する「UV印刷」「オーバーレイパターン」など
これらの技術を組み合わせることで、外見からの偽造検出と機器を使った精密検査の両面で高いセキュリティを確保できます。
■ カーデックスが提供するカードプリンタの偽造防止機能
カーデックスが取り扱うEvolis製カードプリンタでは、偽造防止に有効な機能が数多く搭載されています。
たとえばAgilia (アジリア)やPrimacy 2(プライマシー2)といった上位モデルでは、以下のような機能を学生証に搭載することが可能です。
- セキュリティホログラム対応のホログラムリボン
- 透明または印刷可能なラミネートによるオーバーレイ加工
- 事前加工されたプレ印刷カードへの対応
- マイクロ文字やUV印刷機能(一部オプション)
カード発行の段階から高度な偽造対策を講じることで、教育機関や学生本人に安心を提供できます。
■ 導入のメリット
- 視覚的・構造的に高度な偽造防止が可能
- 自社で即時発行・再発行ができ、外注不要
- セキュリティホログラムやラミネート加工にも対応
- 教育機関での信頼性向上・本人確認強化につながる
学生証は、単なる身分証を超えた「信頼と証明」の象徴です。偽造は重大な犯罪行為につながるため、発行時からのセキュリティ対策が不可欠です。
カーデックスのカードプリンタを活用することで、教育機関が自らの手で安全性の高い学生証を発行でき、学生・保護者・関係者からの信頼をより強固なものにできます。
学生証の内製化をご検討中の学校ご担当者様、お気軽にお問い合わせください。